丸い頭になりますように

重度の斜頭症の次女の、ヘルメット治療の記録

少し丸みが出てきた

もうすぐ治療開始後初の測定日ですが、

次女の頭は見た目にも分かるほど、

平だった部分に丸みが出てきました。

 

一番見た目の寂しかった角度で比較。 

 

Before (7月10日撮影)

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After (8月20日撮影)

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髪の毛が伸びて目立たなくなったのもありますが、

治療を始めて1ヶ月で、これだけ変化が見られたことに驚きです。

 

再測定の数値は心配ですが、

もともと数値よりも見た目が重要と思っていたので、

とりあえずは夫も私もホッとしています。

 

幼児用ヘッドギア

スターバンドは頭の形の矯正用のヘルメットですが、

頭を守ってくれる副次的効果(?)もあって、

実家の父と母も「これ着けてると安心~」と言っています。

 

調べると、頭を守る目的のヘッドギアもいろいろ種類があるようです。 

 

アマゾンで見て、いいなと思ったのがコチラ。

 

 

「ベビー室内用ヘルメット」「赤ちゃん頭ガード」「転倒防止キャップ」

「ベビーヘッドプロテクター」などで検索すると、他にもいろいろ出てきます。

 

ただし我が家の次女の場合、頭を打つ痛みに慣れていないのか、

ヘルメットを外しているときに、床ですらゴツンとやると大泣き。

赤ちゃんには多少、痛い経験をさせて学習させることも大事なのかもしれません。

海外のヘルメット治療事情

今回ヘルメット治療をするかどうか決めるに当たり、

夫の米国留学時代のクラスメイトに

一斉メールで相談を投げてみました。

 

欧米ではヘルメット治療がかなり普及していて、

保険適用ということもあり、

「自分の子どもも昔やっていた」

「親戚の子どもが今やっている」

という返事がすぐにあり、驚きました。

 

スターバンドを知っている人もいれば、

別のよく似たヘルメットを知っている人も。

 

日本とは違い、

医師側から逆に勧められることもあるようです。

 

他のクラスメイトからは

「うちの子は治療しなかったから今でもボコボコ頭」

「そんなの自然に治るんじゃない?」

「女の子なら目立たないだろう」

といった声もあり、意見は様々。

 

結局決めるのは私たち夫婦なのですが、

みんなからのエールやアドバイスが有り難かったです。

 

日本でも、赤ちゃんの頭の形に関する情報は

たくさんあります。

 

日本でヘルメット治療が保険適用になる日は遠いかもしれませんが、

認知度は高まっていくような気がします。

4週間経ちました

ヘルメット治療開始から今日で4週間。

 

この1週間は、実家にいることもあって

装着時間はだいたい以下のパターン。

 

18:00〜8:00(14h) 

9:00〜16:30(7.5h)

合計21.5時間

 

23時間装着は、できそうでできず。

朝は私の朝食が終わったらヘルメットを外し、

長女の朝食の補助→自分と長女・次女の身支度

→次女の離乳食・授乳でバタバタしていると、

つい休憩時間をオーバーしてしまいます。

 

夕方も、次女のお風呂のタイミングで外し、

夕食でバタバタしているとあっという間に休憩時間が過ぎます。

 

東京に戻ったら平日は私一人なので、

余裕のある今のうちに

23時間装着をしたいところではありますが。。

 

圧迫痕はオデコの左半分にできるくらい。

今のところ汗疹はなく、幸い皮膚が強い子のようです。

 

頭の形は、毎日見ているとあまり変化が分かりませんが、

平だった部分が少し丸くなってきたような。

でも出っ張り部分がまだ目立つので、

いびつさは相変わらずです。

 

次回の測定が楽しみでもあり不安でもあります。

ヘルメット調整2回目 @名古屋

前回の調整から2週間弱。

 

約3週間の名古屋帰省中、

念のため一度ヘルメット調整をお願いし、

AHSの名古屋営業所である(株)松本義肢製作所へ行ってきました。

 

銀座オフィスよりはこじんまりしていましたが、

部屋にはスタースキャナーが置いてあり、

壁もかわいいウォールシールで飾られていて、

雰囲気はよく似た感じ。

 

アンパンマンのDVDやおもちゃもあり、

一緒に来た長女も喜んでいました。

 

スタッフの方が、娘の頭とヘルメットの状態を確認し、

キツい部分を調整して約20分で終了。

 

あっという間すぎて、ブログ用の写真を撮るのも忘れました。

 

とりあえず駐車場で車の中からパチリ。

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最寄りの高岳駅からは徒歩15分以上かかるとのこと。

 

それでも東京と同様、名古屋もお客さんが増えてきているそうで、

浜松、掛川、遠くは福井から来る方もいるそうです。

 

次回は2週間後、東京で測定です。

 

ヘルメットの臭い対策

ヘルメットを外す度にやることは、

頭皮の状態の確認と、ヘルメットの消毒。

汗の量がすごいので、乳児とはいえニオイもすごい。

 

AHSから支給されたのは、

アルコール濃度78%のこちらのウエットティッシュ

これを1〜2枚使って、

5分くらいヘルメットの内側をゴシゴシしています。

 

成分を見ると「76.9〜81.4vol%エタノール含浸」とあり、 

AHSからは、これくらいのアルコール濃度のものを使うよう

アドバイスされました。

 

帰省先のドラッグストアには同じ白十字のはなく、

ユニ・チャームのこちらの製品を購入。

有効成分:塩化ベンザルコニウム液0.1w/v%(ベンザルコニウム塩化物として0.05w/v%)
その他の成分:エタノール、メチルパラベン、エチルパラベングリセリン、精製水

 

アルコール濃度が不明なのでユニ・チャームに問い合わせると

「薬液にアルコール約50%含まれている」とのこと。

 

若干濃度は低いですが、ニオイはとれるし、

片手で取り出しやすくて気に入っています。

帰省中の家族の反応

暑い名古屋に帰省中です。

 

ヘルメット治療のことは両親や姉に伝えてあったので、

みんな特別驚く様子もありませんでした。

 

ここ数日でさらに動きが活発になった次女。

ずり這いまではもう少しといったところですが、

クルクル方向転換がスゴい。

ヘルメットも大活躍(?)です。

 

今日は区の大規模な子育てイベントに行き、

1人だけ、たまたま列で隣り合わせたママさんに

ヘルメットのこと聞かれました。

 

頭の形の矯正用だと言ったら初耳で驚いていましたが、

ヤンチャな歩き始めの時期の女の子のママだったので、

「うちの子、しょっちゅう頭打つんで、それいいですね」

と笑っていました。

 

本当に、その点でもヘルメット役立っています。